it と this, that


  1. 基本的用法 it, that, thisはいずれも既出の事柄にふれることができるが, itは最も中立な語で, 単に先行の内容を引き継ぐだけで特に焦点を当てることもなく強意的な響きはない. thisとthatはitより強意的で交換可能なことも多いが, thisは興味深い事実に焦点を当て身近なものとしてとらえ即時性を暗示し, 新しい話題が続くときや自分自身の観察・意見を述べる際に好まれる. 一方, thatは焦点をぼかして心理的距離を置き, それで話題が終わるときやほかの人の観察・意見を述べる際に好まれ, 否定的態度を暗示することもある
    ▸ She's about ninety. She had somebody knocking at the door shouting “Fire! Fire!” and it was just a trick to get her out of the house.
    (! itの代わりにthisを用いると重大なことととらえ親身になった言い方, thatを用いるとささいな他人事ととらえる言い方)
    ▸ “Thank you so much!” “It's nothing.”
    (! It's nothing. はお礼・ほめ言葉・謝罪などに対する謙遜を表す; That's nothing. は「そんなことは大したことではない」と相手をけなす言い方).
  2. どの名詞句をさすか 指し示すべき名詞句が複数ある場合, 一般に, itは議論の中心となる名詞句を, thisとthatは最後に導入された新しい名詞句に言及する
    ▸ We keep the copy machine in the lounge. It is mainly used by the students.
    休憩室にはコピー機が備えてあります. それ (= コピー機) は主に学生が使っています
    (! This [That] is ….では「これ[それ](= 休憩室) は主に学生が使っています」の意) .


以下は,同一のものに対して its (議論の中心 .querySelectorAll() (によって抽出された要素)) と those (最後に導入された新しい名詞句 its elements (挿入節はノーカンっぽい)) が用いられていて面白い例:

Now there are two common gotchas regarding .querySelectorAll(). The first one is that we can’t call Node methods on the result and propagate them to its elements (like you might be used from jQuery objects). Rather we have to explicitly iterate over those elements.

The Basics of DOM Manipulation in Vanilla JavaScript (No jQuery) — SitePoint